2013/06/01-

時間の無駄だから読まないほうがいいよ。

寝てた

 先週から一週間ほど寝込んでいたのだけれど、ちょっとした発見があった。エロゲが、エロゲができない。病気に体力を奪われると虚構に接することが辛くなる。いまある身体としての私と虚構が分離して、向こう側の世界が現実から剥離した遊びごとに見えてしまう。フィクションを面白いと感じる、というのはあくまで現実の延長、IFとしての現実として楽しめるからなのかもしれない。終わりが見えた世界には延長も拡張すべき現実もないし、それ故に意味を失う。あと、体力を奪われるとまず文字を追うのが辛い。ゲームではなく本の経験になるが、いま何行目だっけ...となるのはよくあることで、重症化すると文庫本でも上から下に目を下ろすのが辛くなる。

 ゲームとか本とかいろいろ積んでるけど、消化するならちょっと計画を立てた方がいいな、というようなことも思った。人生は無限ではない。文字にしか幸せを見出せない以上、人生を惰性的な読書で終わらせるなんてそれこそ悲劇だ。頭の中だけでも劇的にしていたい。

 あとPCRを受けた。これは自分から申請したわけではなく四日以上発熱が続くと嫌でも受ける事になる。(政府ガイドラインにもそうある)陰性だったので問題はなかったのだけれど、今はちょっとした風邪でも長引けばこういった検査を受ける必要があるからいろいろと大変だ。病院側に負担を欠けるのはもちろん、病気を患っているとただでさえ体力が損耗しているのに、その上コロナ、なんてことを思うと不安は倍増する。復活の日っぽいなんて軽口を叩いていられるのも健康だからなんだろう。そんなことを寝ながら思った。