2013/06/01-

時間の無駄だから読まないほうがいいよ。

最果て日記2-?

 耳が痛い。

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 田中ロミオという人はどこまでも客観的で、裏切りや行き違いといった個々人に由来する出来事を書かない。生まれ持った素質、親が構築した生育環境、そういった個々人のどうしようもないところからアプローチをはじめて人を解体していく。ガジェットは登場しないけれど視点はSF的で、時には論文のような固さを見せることもある。

 それ故に攻撃は常に正確だ。人生に遅れた人間を突いてくる。主題はそんな人たちのケアにあるのだけれど、 支援するためには傷口を直視しなければならない。分別を持てばいいだけのことかもしれない。しかし、痛いものは痛い。