2013/06/01-

時間の無駄だから読まないほうがいいよ。

ひさびさのKホール、ひさびさのコンサート

f:id:efnran:20210627220049j:plain

 一年、いや二年か。久方ぶりにKホール(このご時勢なのであえて検索避け)で音楽を聴いた。演目は前半がブラームスの大学祝典序曲と交響曲第三番、後半はサン=サーンス交響曲第三番「オルガン」。

 マーラーブルックナーも望めず、飽きるほど聞いたベートーヴェンさえ演奏されることのない今の時期にサン=サーンスを聞くことができるとは何と幸せなことだろう。第二楽章のオルガンとバイオリンの掛け合わせ、第四楽章の突き抜けるようなトロンボーンとそれを跳ね除けるように吠えるオルガン!!蠢く楽器共、音の質感、音量、残響、そういった再生機器だけではどうにもならないものが実演にはある。演奏とは本来、知性では把握しようのないものだったことを思い出させてくれた。


www.youtube.com

  大学祝典序曲と交響曲第三番も端正でよかった。二年ほど前に聞いたハイドン変奏曲も優雅な演奏で印象に残っている。この楽団、ブラームスとか構築よりの作曲家と相性が良いのだろうか。ブルックナーとか聞いてみたい。

 あと帰りにロシア料理を食べた。真っ赤なボルシチと真っ赤なビーツのサラダとピロシキ

f:id:efnran:20210627224033j:plain

f:id:efnran:20210627224024j:plain

f:id:efnran:20210627224110j:plain


 色があれなので酸辣湯のような酸味の強いスープを想像していたのだけれど実際は違った。上品なミネストローネといった感じで、酸味どころかえぐみも皆無ですらすらと飲める。ロシアの料理なのでどうしても田舎っぽい印象を与えてしまう料理だが、前知識なしに中欧の食べ物として食卓に出ても違和感はないかもしれない。

 他にもビーフストロガノフ やラグマンのようなアジア圏の料理もあったから、また行ってみたい。

 そんな感じ。