2013/06/01-

時間の無駄だから読まないほうがいいよ。

最果て

 最果てのイマを起動した。はじめて読んだのが大学一年生の頃だったから十年振りのことになる。懐かしい、あまりにも。

f:id:efnran:20210617231655j:plain

 これも終ノ空と同じく僕が哲学を学ぶきっかけになったゲームだ。当時の解釈は間違っていて、もう思い出すのも嫌なのだけれど。ただ、どんなに読解力がなかろうと作品が偉大であることには変わりない。

 微生物レベルから引き上げられた社会ネットワーク、個々の生物と人間を接続するミーム、亡霊のように現れるマクルーハン遺伝子工学とメディア論が結びつき認識論的な曖昧さのない、しかし、きちんと”向こう側”を見詰めた作品に仕上がっている。(批評によっては電波作品に分類しているが、決してそのような曖昧さはない)


www.youtube.com

 起動した理由には他にもある。自分の原点である終ノ空の総括が終わった事、素晴らしき日々を終えた事、そして何よりザウスが廃業した事。エルフが撤退するほど業界も縮小している今となっては仕方のないことなのかもしれないが、やはり寂しいものがある。股人タクシー 、痴漢者トーマス、アニメとゲーム両方でお世話になったことを思いあ出す。(吟醸 のゲームばかりなのに純米をプレイするのはどうなの、という迷いはある)追悼、というのも何だか変だが、いろいろと思うこともあるので今日から読み直してみることにする。