2013/06/01-

時間の無駄だから読まないほうがいいよ。

6月が終わるには、まだ早すぎる

印象順位

[1]

06/18 マーズ・アタック! [DVD] マーズ・アタック! [DVD]
右も左も(^o^)ノ ころしあえー ナイス! ​★
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[2]
三丁目の夕日も真っ青な昭和三十年代の日常風景。幼少期から毎日のように親の内職を手伝い、進駐軍が地べたに吐いたガムを拾い食み、親にやきをいれられ、隣人は餓死し、己もまたその日を生きるために必死になる。夕日を鑑賞する余裕など何処にもない、“古き良き日本”の姿が哀しい何かを訴えてくる。全体的には著者のもう一つの自伝的作品『無能の人』の前日譚にあたる作品で構成されている。
 
[3]
赤貧に喘ぐ漫画家を描いた無能の人シリーズ収録。高尚なるものを求めるあまり大衆向け作品やそれまでのキャリアを捨て去り、最終的には経済的人間的にも孤立していく「自称」芸術家。一方では詐欺ともいえる方法で大衆に媚びへつらい生活を立てつ高尚振る石屋が幸せそうな顔をしている。背に腹は代えられないとはいうけれど、かといって石屋のように生きることを正当化することはできないだろう。悲しいかな。
 
[4] 
かつて帝国陸軍の台所と呼ばれた大坂砲兵工廠廃墟で生まれた鉄食族アパッチが「戦後」をぐちゃぐちゃにかき混ぜる話。国家の産業基盤ともいえる鉄を食事に軍や国家を崩壊させていく様といい、敗戦を招いた武器で自らを滅ぼしていく国といい皮肉が効いていて実に面白い。同工場で生まれた四式戦車に食らいつくアパッチ族には笑った。

 

1960年代後半からはじまった性革命が夜の営に与えた影響の報告。半世紀前に、しかも数年の間にこれほど性行為のバリエーションがあった事に驚かされた。ただ、雑誌の切り抜きや自身が又聞きした物語とそれに対する個人的な見解が中心に構成されており、学術的価値は微妙。エロ本として読むのが無難だと思われた。
 
ナイス! - コメント(0) - 6月17日 - 編集
 
 
ドゴール暗殺計画を描いた傑作映画『ジャッカルの日』に登場する松葉杖型ライフルの制作記。撃つための銃ではなく、組み立てるための銃をつくろうとする作者の熱意に感動した。。裏表紙に掲載されているパーツ状態のジャッカルに惚れて購入。
 
ナイス! - コメント(0) - 6月17日 - 編集
 
 
著者が精神分析学の大御所というだけあって、切り口が巧かつわかりやすい。ブリキの太鼓アマデウスなど、史劇として扱われることの多い映画までも対象としてしまう所なんかが面白かった。
 
ナイス! ★​ - コメント(0) - 6月16日 - 編集
 
 
スケールが大きいだけあって、地理的な設定が特に面白かった。地図片手に読むと、どのあたりが滅んでどのあたりが沈んで~というのが視覚的に読みとれるのでおすすめ。叙述的な色が強いのが原因なのか、社会派としてはあまり張りがないように思う。小松左京らしくない。
 
ナイス! ★​ - コメント(0) - 6月14日 - 編集
 
 
老人が身体的に生まれ変わって性的、暴力的にハッスルする物語。古き良きアメリカ戦争映画の疾走感、高揚感が凝縮された作品で、戦争SFとしては十分面白い。ただ、主題であるはずの『老人』は全くといっていいほどに登場しないので、題名詐欺感が多少ある。まぁ、題名詐欺もハリウッド芸の一つなので、そのあたりも含めて新世代の宇宙の戦士として読むべきなんだろうか。
 
ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 6月7日 - 編集
鑑賞日 ビデオ コメント・ユーザー
06/28 うる星やつらDVD vol.1 うる星やつらDVD vol.1
話じたいは殆ど投げっぱなしなんだけど、面白い。トリップしといえばいいのか。てん登場回のわたると父ちゃんの発狂ED、金太郎の強盗人生が特に好き。あと、台詞の端々に御先祖様万々歳の伏線を感じるのだが、新劇っぽい台詞回しが多いからだろうか。 再読必 ナイス! 
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06/24 007/ロシアより愛をこめて(T 007/ロシアより愛をこめて(TV放送吹替初収録特別
殆ど大立ち回りで地味な作品だが、若きコネリー、ロッテ・レーニャとロバート・ショー演じるナチ風プロフェルド等の濃い面々が中心だけあってハードボイルドな雰囲気を味わうことができる。若山の吹き替えも雰囲気にぴったりあっていて、歯の浮くような台詞の数々から大根たっぷりな雰囲気までを日本語音声でよくここまで再現できたと感心した。 ナイス! 
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06/23 ガールズ & パンツァー ガールズ & パンツァー 2 (初回限定版)
(地味で目立った活躍のなかった)チャーチルとマチルダが動くのを見れるだけでも幸せ。 ナイス! 
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06/23 ガールズ&パンツァー ( ガールズ&パンツァー (初回限定生産) 1 
プロローグに登場する戦車長視点からの眺めが素晴らしい。 ナイス! 
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06/23 ガールズ&パンツァー 6 ガールズ&パンツァー 6 (最終巻) (初回
パンツァーリートにあわせて行進するキングタイガー、パンター、ヤークトパンター、四号駆逐、吹っ飛ぶ大洗のツェルツェンと転輪……。バルジ大作戦や戦略大作戦で示された戦車映画の形態を遥かに凌ぐ戦車映のかたちを見ることができた。恐るべし水島。 ナイス! 
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06/22 壮烈第六軍!最後の戦線 [DVD 壮烈第六軍!最後の戦線 [DVD]
期を逃してスターリングラードに沈み逝く第六軍を描いた作品。戦況と兵士の生活が交互に挿入し全体の様子を描く構成になっておりスターリングラード戦の全体像をつかむことができる。特に最後の希望だった冬の嵐作戦の失敗をみて兵士らが自暴自棄になる様子がいい。日常描写もなかなかのもので、同じマンションで何日も独ソ兵士の交流や休戦時にピアノの音色など泣かせてくれる。 ナイス! 
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06/19 私は貝になりたい <195 私は貝になりたい <1959年度作品> 
脚本の橋本忍と”遺書原作”の加藤哲太郎の対立を含めて“戦後のドタバタ劇”として面白い。再読必 ナイス! 
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06/19 大いなる驀進 [DVD] 大いなる驀進 [DVD]
寝台特急「さくら」が舞台の日常系映画。作品全体を巻き込んだ仕掛けやアクションもないが、登場人物らの造形がすっきりしていて不思議と飽きがこない。後半から描かれる職員と客の対比は新藤兼人らしく面白かった。 ナイス! 
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06/18 学校の怪談 [VHS] 学校の怪談 [VHS]
(バカ)小学生による(バカ)小学生のためのバカ映画なのだが、バカなりに力がはいった断ならない映画。小学生の軽薄な動機付け、小汚い悪口、悪戯等は端的で単純明快なのだが、割にテンプレを感じさせず、不思議と耳に心地よい。その一方で妖怪らのディテールはグロテスクに造られていて、小学生らの造詣に対応するかたちで引き立っている。ジュブナイルなのだが、その枠内に黙って収まらない魅力をもった不思議な作品。 ナイス! 
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06/14 ゆきゆきて、神軍 [DVD] ゆきゆきて、神軍 [DVD]
狂った元帝国陸軍兵士にして反帝主義者の奥崎謙三によって暴かれる狂った南方戦線の様子。カメラを持っているスタッフから映し出される人間まで、誰も彼もが狂っており(正常な)部外者の価値判断が通用しないのが素晴らしい。 ナイス! 
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06/14 エネミー・オブ・アメリカ 特別版 エネミー・オブ・アメリカ 特別版
壮大なかくれんぼ。衛星からの追跡映像がかっこいい。 ナイス! 
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06/10 電送人間 [DVD] 電送人間 [DVD]
いわゆる上官復讐物。ほとんど中丸忠雄との追いかけっこで占められているのに退屈させない所は流石福田純。中丸忠雄の役もぴったりで、見事に鬼気迫る帝国陸軍兵士を演じている。三年後に公開されることになる「海底軍艦」ほど戦争の悲壮感は漂っていないが、こういう別次元で戦後の帝国陸軍を描いたことに感心せざるおえない。再読必 ナイス! ​★​★
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06/10 肉弾 [DVD] 肉弾 [DVD]
岡本喜八にとっての大東亜戦争。喜八自身が戦時中に「死ぬのがわかっているなら、軍隊生活をお笑いと観て生きよう」と思い、それを映画にしたそうな。山口瞳のエッセイを映画化した「江分利満氏」とは違い、やたらとコメディタッチなのはそういうわけで、この映画は彼の青春を凝縮したものだといえる。よもやま物語に「無意味に繰り返されるビンタの雨の滑稽さ」という表現があったが、度が過ぎた不条理は笑いに通じるらしい。彼のひん曲がった戦争体験を見事に表現した傑作。再読必 ナイス! 
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06/10 江分利満氏の優雅な生活 [DVD 江分利満氏の優雅な生活 [DVD]
日露に従軍し大金持ちになった親父の下に生まれ、学徒出陣に参加しながらも“中途半端”となじられ、戦後は戦後で無能と罵られる。戦前、戦中派にも戦後にもとけ込めない江分利満氏の優雅な生活。角瓶片手に語られる管が念仏のように聞こえるのは、我らの耳が戦争体験、ビンタの味を知らないからだろう。欠伸しながら帰っていく戦後派と共に流れ出す「おう、雲雀」が戦中派との邂逅を象徴するようで物悲しい。再読必 ナイス! 
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06/09 近頃なぜかチャールストン [DV 近頃なぜかチャールストン [DVD]
老いた江分利満の物語。江分利満氏後半30分で描かれた戦後派への戸惑いは消え去り若者との邂逅だけが残っている。もはや抑止力さえも満足に理解できない戦前、戦中派の呆け老人達は念仏のように平和を唱え、バブル真っ盛りに育った若者は老人の戯言を無視してフリーセックスに励むのみ。平和ボケの最中だからこそありえる喜八流の平和の味わい方がここにある。 ナイス! 
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06/09 雷撃隊出動 [DVD] 雷撃隊出動 [DVD]
当時機密扱いだった航空母艦や艦載機の姿が拝める映画。天山による雷撃場面はトラトラトラの九七艦攻に肩を並べるほど優雅に描かれていて素晴らしい。ただ、山本嘉次郎作品とは思えないほどに物語のテンションは低い。空母が関わる場面は二回ほどで、あとは陸上で飛行機の補充をイライラと待ちわびる姿ばかり。たまに精神論がでたかと思えば「体当たり攻撃による一撃多殺」。戦局の悪化した1944年に公開された事もあろうが、同年に公開された『加藤隼戦闘隊』と同じ監督とは思えないほどに陰鬱にできている。プロパガンダの一形態として興味深い ナイス! 
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06/08 戦火の馬 [DVD] 戦火の馬 [DVD]
飛び飛びに一応観た。スピルバーグ流の史劇で笑いあり、涙あり、感動ありと大衆向け作品としての完成度が結構高い。白馬の騎士英国兵と鬼畜ドイツ兵の対比も見事。 ナイス! ​★
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--/-- EMOTION the Best EMOTION the Best 十兵衛ちゃん -ラ
現代に蘇った柳生と竜乗寺一族の対決の皮を被ったメタフィクション。柳生十兵衛に間違われ、主人公に祭り上げられていく様子が哀しくもありおかしくもある。「柳生三百年の悲願」を受け継ぐことを拒み、何度も繰り返される台詞「十兵衛という名前は菜の花自由という名前をお父さんが十兵衛ちゃんと呼んでいるだけのことであって……」が象徴的で面白い。 ナイス! 
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