八月が終わるには、まだ早すぎる
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08/21 |
血と砂 [DVD] |
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08/11 | 有頂天家族 (The Eccentric Famil 第四話 大文字納涼船合戦 第五話 金曜倶楽部 役者が揃った所でいきなり五山の送り火。どんちゃんうるさくうざったい夷川家、その横で目配せし合う矢三郎と弁天が愛らしくてよろしい。あと、井戸籠もり悩み相談所の矢二郎がいいキャラしてる。 コメントする(0) |
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08/13 | 四畳半神話大系 第4巻(初回限定生産版)[DVD] インドアカウンセリング巻。福猫飯店まで続いてきた悲壮に満ちた可能性としての大学生活は終わり、主人公は四畳半へと引きこもる。結局のところ、人間は阿呆として人生を生きるしかない云々と結論付ける辺り、大学生の特質を突いているようで面白かった。 コメントする(0) |
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08/31 | 激動の昭和史 沖縄決戦 [DVD] 戦場の物語性を排して、ただひたすらに“地獄絵図”を再現することに徹した(幹部視点の)沖縄戦。客観とは言い難いが、悲劇一点で描かれがちな沖縄を(勇壮で)歴とした戦場、(悲劇的な)自決の地、その両方が混じりあったものとして再現している点で価値がある。 陸海軍民の区別、鉄血勤皇隊や武剋隊等が年齢の区別なく皆が死んでいく様子は見ておいて損はない。 コメントする(0) |
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08/30 | 御先祖様万々歳! Vol.2 [DVD] (設定上の)曾孫出現によって崩壊した一家が惰性的に再構築されていく話。一家は家を破壊することでその場しのぎの物語を得たが、その先は絶望と労働の繰り返しでしかなかった。かつての家族はようやく安定した生活と退屈な日常性の関係に気付き、新たな刺激を求めて武器を取る。 ここにきて血縁と暴力を結びつける展開を押し込んでいるのが非常にすかっとしているのが良い。 コメントする(0) |
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08/30 | 御先祖様万々歳! Vol.1 [DVD] (設定上の)曾孫出現によって崩壊していく一家の物語。突如出現した少女に、母は同族としての嫌悪を、父は生きているうちに顔を見れるかわからない曾孫を観、息子は性欲対象としての女を観る。血縁をもって家族の血縁的結びつきを壊すあたり斬新。 コメントする(0) |
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08/29 | 72M(セブン・トゥ・エム) [DVD] ロシア製の潜水艦沈没物、とみせかけた沈没を契機にした乗員の思い出話集。人物描写に重点をおいているが、ゆったりとしたロシア的なタッチで描かれる軍艦だけでも見る価値がある。特にキーロフ、キンダ級は重量感を感じさせてよかった。 コメントする(0) |
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08/28 | 眼下の敵 [DVD] 南大西洋で巡り合った米駆逐艦とUボートの一騎打ち。聴音機を軸に海面と海上を行ったり来たり、軍歌演習をつかった米駆逐艦へのメッセージ等の演出が素晴らしい。テンプレ感のあるナチ嫌いの古参兵と総統崇拝新兵の温度差も軍歌演習というカタチで昇華されており興味深い。 物語演出共に文句なしなのだが潜水艦モノにあるまじき大音量サントラにどうしてもいらついてしまう。五十年代末期とはいえ、どうにかならなかったのだろうか。 コメントする(0) |
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08/27 | 大怪獣バラン [DVD] 日本のチベット三割、自衛隊七割といった具合の作品。序盤に登場する岩手山中の何ともいえない不気味さがあって面白い。バランが登場した所で怪しさが最高潮に達するまではよかったが、自衛隊が駆除に乗り出した所からは延々と人間側の砲火が映るばかりで何だか哀しい。自衛隊のPVと割り切ると中々楽しめる代物だが、怪獣映画としては微妙かもしれない。 ★ コメントする(0) |
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08/27 | スマイルプリキュア! DVD Vol.1 1巻はみゆき、あかね、やよいの紹介。みゆきだけプリキュアになった理由が違うというのが興味深い。バレーの敗北に悩むあかねも自作を弾かれて絶望するやよいも不安を保管してくれる”友情”のために変身したが、当のみゆきはハッピーのため、あるいは絵本への憧れの延長が動機になっている。 コメントする(0) |
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08/26 | 太平洋奇跡の作戦 キスカ [DVD] アリューシャン列島キスカ島からの守備隊撤退作戦。阿武隈はじめ第五艦隊が霧のキスカを進んでいく光景は東宝戦争映画の中でも抜群の美しさを誇っていると思われる。この映画を何度観たか覚えてないが、やはり霧の中でうろうろする艦隊にははらはらさせられ、大発に乗り込む場面で涙腺が潤んだ。派手に火薬をつかわなかったからこそ出来上がった名画。 コメントする(0) |
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08/24 | ゴーストバスターズ2 ゴーストバスターズ対東欧の亡霊。今回もNYのど真ん中を歩くフランス製の石像やら入港するタイタニックやら気が狂ってるとしか思えない化物だらけで面白い。のだが、1以後の展開がどうも不自然。特に市長との関係や負債は前作を否定しているようでどうにも受け付けなかった。 コメントする(0) |
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08/20 | ウルトラセブン Vol.1 [DVD] 参謀に藤田進、平田明彦、佐原健二を配置した珍しい作品で、いよいよ「戦争を知らない子どもたち」が画面を締め始めたことを感じさせる。一話から四話まで殆ど人間に擬態した宇宙人の侵略が主題で、セブンの異色さが現れているエピソードが多い。特に第三話『湖のひみつ』はピット星人の擬態と工作が巧みで面白い。擬態フルハシ隊員の豹変振り、エレキングもよかった。 ★★ コメントする(0) |
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08/19 | 海底2万マイル [DVD] 海洋学者アロナクス教授とネモ船長の旅行記。ヴェルヌの緻密な自然描写を排しネモの無政府主義的な側面を強調、原作よりもやや政治劇よりの作品になっている。ネッドの野蛮、西欧人振りがいい感じにネモとの対比効果を生んでいて面白い。特に食事の素材がタコだったことを知って、思わず吐き出す場面等は(西欧的な)海洋に対する無知を象徴しているようでよかった。 コメントする(0) |
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08/18 | ラストUボート [DVD] 遣日潜水艦作戦を描いた作品。作戦途中でドイツの敗戦を聞かされた乗員の反応、やりとりがメインの作品で、あとはdas bootのコピーがちらほらと。乗員の潜水艦作戦自体への疑問、敗戦になってもなお作戦の遂行を主張するナチ党員、未だ降伏していない祖国の為に作戦の継続を主張する日本人の三勢力の特徴が詳しく面白かった。 コメントする(0) |
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08/17 | ゴーストバスターズ [DVD] どこで取得できるのか全く不明な(超)心理学と工学の博士号を持つ三人組が幽霊を退治する話。ベンクマン、スタンツ、スペんグラー博士らのすっとんきょうな演技、肥満スライマーや悪い笑顔をたたえるマシュマロマン等親しみやすさと少々のグロを併せ持った霊体達の造形が素晴らしい。 コメントする(0) |
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08/16 | 日本のいちばん長い日 [DVD] 岡本、橋本が終結の詔書が放送されるまでの歴史的経緯を鈴木内閣、宮城事件、厚木航空隊事件等々の終戦直後のごたごたを寄せ集めて映像化。それまで有無を言わせなかった挙国一致状態が瓦解していく中で、各々が抱える信念や社会的立ち位置が方向付けを失ってぐつぐつと煮えたぎっていく様子は圧巻。特に笠智衆演じる鈴木貫太郎と三船演じる阿南惟幾、場外で踏ん張る黒沢演じる畑中の温度差は興味深かい。「最後の日本主義」「上層の三文芝居」など左右で評価の変わる作品だが、それ位に多面的な映画に仕上がっているといえる。 ★ コメントする(0) |
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08/14 | ハワイ珍道中(DVD) KHD-015 恵利チエミのハワイ巡業、花菱アチャコの父娘再開もの。娘を前に浮いては沈みを繰り返すアチャコの表情がいい。 コメントする(0) |
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08/12 | 長靴をはいた猫 [DVD] 白蛇伝にはじまった東映アニメの完成形ともいうべき作品。ペローの同名童話を下敷きに子ども向けのやんわりとした笑いとバトルを詰め込まれていて楽しい。 コメントする(0) |
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08/12 | 潜水艦イ-57降伏せず [DVD] 和平交渉を担った外交官をマライのペナンまで運ぶ潜水艦の話。潜水艦という特殊環境の中で繰り広げられるドタバタコメディが面白く、特にブロンド娘を巡って狼狽える古参兵たちの表情がいい。その古参兵の狼狽と軍人精神が融合するラストも実に見事。 階級により態度に格差があったり仕事が分業化されていたりと雰囲気が潜水艦より戦艦に近いのが気になったが、これは松林流のコメディを再現するための手段だったのかしら。 コメントする(0) |
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08/12 | 四畳半神話大系 第3巻(初回限定生産版)[DVD] 恋愛三部作収録。三人の女性との人間関係が一つの物語として練り上げられていく様子は圧巻。 コメントする(0) |
08/12 | 四畳半神話大系 第2巻(初回限定生産版)[DVD] 一巻のテニスサークルに引き続いてサイクリング、カルトとアニメオリジナルが多い。原作が登場人物とサークルの関係に成り立ち無駄がなかったのに対し、こちらは大学生堕落エピソードをふんだんに盛り込んだよもやま物語となっている。面白くはあるが、森見的なそれとはどうも作風が違うので、ちと違和感がある。単体でみれば、面白くはあるのだけれど。 コメントする(0) |
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08/11 | 有頂天家族 (The Eccentric Famil ■第二話「母と雷神様」■第三話「薬師坊の奥座敷」 黒服の王子と井戸籠の矢一郎が登場。 コメントする(0) |
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08/11 | 四畳半神話大系 第1巻 [DVD] 鴨川等間隔への砲撃にはじまる23歳、非モテにして休学五回生というおよそ褒めるべきところのない京大生の闘争記録。浅沼晋太郎のボソボソとした喋りが実にモテない大学生的で素晴らしい。 原作とは異なり一巻はテニス、映画サークル編。それぞれ恋の黒いキューピット、統率力のある先輩をメインに据えるており元よりスマートになっている。 コメントする(0) |
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08/11 | 学校の怪談2 [VHS] 東京と田舎の小学生が妖怪と遭遇する話。岸田今日子の怪演、四足歩行のきたろう、天井に響く軍靴の音と90年代を象徴するような仕掛けが素晴らしい。汚らしい小学生の台詞回しも健在で万人に楽しめる作品に仕上がっている。 コメントする(0) |
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08/09 | U・ボート TVシリーズ完全版 [DVD] ヴィレンブロック操るU96の冒険譚。大西洋の真ん中で汗水と垢に塗れながら敵を求めて右往左往する様子が殆どで、たまに戦闘場面に入ったかと思えば頭上で炸裂する爆雷に怯えるばかり。戦場のかったるい雰囲気が時間的に表現されていて素晴らしかった。 コメントする(1) |
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08/03 | 拝啓天皇陛下様 [DVD] 棟田博原作の戦争映画。昭和大飢饉や児童虐待の洗礼を受け、俗世をしらぬまま軍隊教育を受け戦地へ送り出された平民山田正助の生涯。赤貧に生き、軍隊を楽園ととらえたまま死ぬ主人公が哀れで印象的だが、軍隊生活の描写が控えめすぎる感がある。実際の軍隊では事あらばビンタと軍靴による私的制裁を食らっていたわけで、山田正助はそれを乗り越えてもなお軍隊生活を望んだ。喜劇風なので仕方がないことなのかもしれないが、拝啓天皇陛下「様」と重複表現を用いるなら、その辺りしっかりしてもよかったかもしれない。 |
(卒論用)上智大学から昭和十八年の学徒出陣を経て海軍機雷学校へ入校した水兵の噺。明治神宮での出来事を「感激そのもの」「純情な女学生の大群が、まさに声をあげて出征を心から見送ってくれた」等々、(学徒兵にしては)珍しく真っ直ぐ記述で埋めているのが印象的。 また、ここにも菓子が手に入らなかったから想像を膨らませて我慢したとの記述がある。類書でもこの手の記述は学徒兵以外のもの以外では見かけないように思うが、彼ら独自のものだったのだろうか。