2013/06/01-

時間の無駄だから読まないほうがいいよ。

ESCAPE FROM NEW YORKとか

 

ESCAPE FROM NEW YORK

ESCAPE FROM NEW YORK

 

  壁で囲まれ監獄島と化したニューヨークへ大統領救出に向かうスネーク・プリスキンの物語。世界的な大都市を廃墟、それも堕落を極めた刑務所の成れの果てにしてしまうという大胆な発想もすごいが、それを映像として完成させていることが素晴らしい。落書きだらけのオフィス街と、鉄さびの塊とかした車がひっくり返って道を塞ぐ街路、そんな迷路と化した街を徘徊する浮浪者たち、窓に装甲で多い窓から火炎瓶を投げながら人を運ぶタクシーにフロントライトにシャンデリアを飾ってアメ車で隊列を組んだキャデラック。猿の惑星に登場した自由の女神のようにランドマークは登場しないが、脱走防止のために地雷と壁で仕切られたブルックリン橋によって、そこが終末期のアメリカであることをしっかり印象に残してくれる。最近ではthe roadやPLANET OF THE APESが終末期の米国の都市を描いていたが、そんな作品群に負けない力強さのある映画だった。