七月が終わるには、まだ早すぎる
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07/23 |
ぱにぽにだっしゅ! 第2巻 [DVD] |
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どん底を生きていた青年が金持ちに成り上がり人生を悶々とする話。終盤に描かれる原稿紙上の幸せと実際の赤貧生活の対比が印象的。どん底生活と競争化された社会に裏打ちされた“幸せ”から逃げるための”最後の行動”が素晴らしい。資本主義を嫌悪するわけでも共産主義を賛美するわけでもなく、単純明確な真実を求めた結果として十分すぎる。
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喧嘩の強い博打基地外とその娘の大阪日常系マンガ。一巻は(表現自体はコミカルだが)家族関係が完全に破たんしていてシリーズ中一番救いようがない。遊興倶楽部で傲慢の限りを尽くすテツと父、見限った母、それを悟ってホルモン屋を営むチエ、酒瓶片手に一家を修復しようとする恩師花井の「こんな悲惨な家族とシラフで付き合えると思とるのか」という言葉が印象深い。
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07/31 | 有頂天家族 (The Eccentric Famil 森見原作の京都を闊歩する狸一族の御話。鴨川の川床や糺の森を化物が駆け巡る様子が実に画になっていて面白い。京大周辺を舞台にインドア陰湿の限りを尽くした四畳半とは別に、情景も話も仁義風になっていて京都的に味わい深くてよかった。京都に行きたくなる作品。 コメントする(0) |
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07/31 | ぱにぽにだっしゅ! 第7巻 (通常版) [DVD] 究極のメタフィクションここに終わる。ベッキーの最後の一言を聞いて涙が止まらない(後にOVAあったけど) コメントする(0) |
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07/31 | ぱにぽにだっしゅ! 第6巻 授業参観、取材、必殺仕事人、地球防衛軍、なるほどわからん。 コメントする(0) |
07/30 | ぱにぽにだっしゅ! 第5巻 (通常版) 学園祭、死神時限爆弾、伝染病とヒメコ。なるほどわからんが面白い。 コメントする(0) |
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07/29 | ぱにぽにだっしゅ! 第4巻 ガオガイガーのキメラ、修学旅行、一条さん、なるほどわからんがメタメタしくて面白い。 コメントする(0) |
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07/26 | ぱにぽにだっしゅ! 第3巻 (通常版) 面白いのは確かなんだけど、何がそう思わせているのか検討もつかないあたりすごい。 コメントする(0) |
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07/25 | 007は二度死ぬ(TV放送吹替初収録特別版) [DV 日本を基地に米ソのロケットを”捕獲”するブロフェルド。大筋はサンダーボール作戦と同じなのだが、スケールがでかくて迫力があって楽しい。特筆すべきは基地へ奇襲をかけるNINJA軍団、忍者衣装をまとって懸垂降下する姿はまさにSHINOBIで何とも怪しくかっこいい。西洋の勘違い日本を昇華した傑作。 コメントする(0) |
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07/23 | ぱにぽにだっしゅ! 第1巻 (通常版) [DVD] メガネっ子やら魔法少女やらサブカル界隈で流行っているものをひとつのフレームに押し込んで新房調に仕立て上げた作品。意味を失った記号たちが踊る。2chや映画やらメタなネタを大量にいれているため、放送当初はいろいろと叩かれた作品だが、時間が経つと何やらノスタルジーが漂ってきましたね。 コメントする(0) |
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07/21 | パットン大戦車軍団 [DVD] 猛将パットンのアフリカ、欧州戦線時代を描いた伝記映画。快進撃を続けるアメリカンな将軍像が徐々に、しかも同じ連合軍の足の引っ張り合いで崩れていくのが非常に印象的。良くも悪くも純情な猛将ジョージ・C・スコットの妙演が素晴らしい。モンティを組織の癌のように描いたのは正直でいいと思った。 コメントする(0) |
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07/19 | 海底軍艦 [DVD] 東宝の戦後処理。ハワイ・マレー沖海戦でハワイを、ゴジラで東京大空襲を風刺した東宝が、「世界的見地」まで視野をを広げて超古代文明と対決。容姿性格共に『日本のいちばん長い日』の小園大佐そっくりの男が、やはりここでも大東亜戦争を引きずっていが、大佐とは違って娘のために降伏を承諾し鉾をムー帝国へ向け、転向を果たしている。ある意味で東宝の転向を象徴している作品。 コメントする(0) |
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07/17 | バトル・オブ・ブリテン 迫りくるナチの脅威 [DVD 英国紳士の性格の悪さがよく現れているドラマ。ポーランドとチェコの違いもわからない将校は自由の米から来たパイロットを軽蔑し弱虫には無謀な飛行を煽りたてる。場面ひとつにジョークがぎっしりつまっているが、そのどれもが神経を逆なでするように編まれた代物で下品という他ない。一巻では空中戦は登場しないが、別な意味でいろいろと楽しめた。 コメントする(0) |
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07/16 | どですかでん [DVD] 黒澤版三丁目の夕日。1970年公開だが『季節のない街』発表当時の風景を写生することに成功している。基本は貧乏皆狂気、三谷と松村はスノビズムに酔って働かず、我が子をこき使いつ呑んだくれ、井川と田中は妻をとっかえひっかえして土方に生きる。外世界の人間から妻を馬鹿にされる伴淳三郎、唯一、正気を保っている渡辺篤の目が悲しい。 |
07/14 | 独立愚連隊西へ [DVD] 北支戦線を舞台にした風刺映画。上官との「約束」のために軍旗を奪取し、自由人として雁字搦めの久保明に大陸で生き抜く知恵を与え、時には己の欲望に忠実に生きていく。同じ北支を舞台にした『血と砂』と違い、観客をテンポで流してしまいそうな作品だが、台詞の端々には「愚連隊」の無念のようなものが息づいている。テンポに身を任せるもよし、台詞を注視するもよし、様々な観点から見ることのできる映画。 コメントする(0) |
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07/13 | あの夏で待ってる1 [DVD] 青い空、白い雲、何の変哲もない田舎と俗っぽい少年少女、大林宣彦を彷彿とさせる美しいアニメ。見方を変えると映画部や演劇部などのそれ系サークルでハミ子になっていた人間を殺しにかかってる作品。時かけより殺傷力高し。 コメントする(0) |
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07/13 | 鴛鴦歌合戦 [DVD] テイチクと締切厳守のマキノ雅弘が生んだ奇跡的な映画。歌と仕草の素晴らしさはいわずもながら、脇役の配置の仕方までが(妙だけど)うまい。特に骨董キチガイの父を演じる志村喬が場面によってころころと態度を変える様は興味深かった。 コメントする(0) |
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07/12 | タンポポ [DVD] 喉に餅を詰まらせた大滝秀治とキッチンに忍び込んでオムライスをつくった乞食、もとい高見映(のっぽさん)の全部持って行った感がすごい。兎に角、五感の突き方がうまい作品 ★ コメントする(0) |
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07/11 | 007/サンダーボール作戦(TV放送吹替初収録特別版 ジェットパックでボンドが空を舞うことで有名な作品。監督がテレンス・ヤングに戻った事でドンパチの量は少なくなったが、立ち回りの挿入タイミングやキャラ造形が絶妙な雰囲気を醸し出していてあきさせない。特にアドルフォ・チェリ演じる眼帯をつけたプロフェルド幹部は見事なもので先にも後にもこれほどに、むさ苦しくかつ冷酷なボスはいない。また、007初の核兵器奪取作品で、この路線は後の二度死ぬやムーンレイカーに引き継がれることになる。再読必 コメントする(0) |
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07/08 | First World War: Complete オックスフォードの地政学、歴史家ヒュー・ストローンの原作を元に制作された第一次世界大戦のドキュメンタリー。サラエボの銃声にはじまりコンピエーニュの森で終わり(同じ森で1940年6月22日に再開された)大戦争を西部、東部、その他植民地争奪戦に分け全十話で描いている。機関銃や戦車はもちろん、普仏戦争やバルカン戦争が残した火種など歴史からのアプローチもされいて興味深い。 コメントする(0) |
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07/07 | うる星やつらDVD vol.2 相変わらずトリップした話ばかりなのだが、いまいち印象に残る話はなかった。ちなみにサクラさん登場回が収録されている。僕は色っぽくてすきですよ。 コメントする(0) |
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07/07 | 宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス まさしく宇宙戦艦を舞台にした作品。古代と雪から漂うリア充臭とか佐渡先生のアル中事情とか色々と問題漂う船だが、戦闘態勢に入ると和やかな雰囲気は吹き飛ぶ。飛び交う状況報告、発射シークエンスはあくまで冷徹で、感情の赴くままに殴りあうロボ系作品のそれはない。古さを感じさせる作品だが、同時に今は亡き大東亜戦争の残り香を感じることができる名作。 コメントする(0) |
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07/02 | 007/ゴールドフィンガー(TV放送吹替初収録特別版 アストンマーチンの引渡し場面やQの研究室、派手に秘密兵器を振り回すボンド像がはじめて登場。小道具の見せ方が兎に角うまい作品で、チューブから爆弾をひねり出す場面みたいな平凡な場面でも不思議と味のあるものに仕上がっている。ひょこひょこ歩きのハロルド坂田演じるオッドジョブが怖い。 ★ コメントする(0) |
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07/01 | ガールズ&パンツァー 3 (初回限定版) [ 地団駄を踏む平野がいい味をだしてる。シャーマンシリーズが動く映像は数あれど、これほど生き生きとしたものを見るのははじめて。うにうに動くサスペンションが特に良、米砲兵隊行進曲を挿入するタイミングも絶妙。 コメントする(0) |